○○家の不幸をうちに持ち込まないでよっ!  長編です

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『○○家の不幸をうちに持ち込まないでよっ!』

この言葉を言われた時には
どんな言葉でも表現できないくらいに
衝撃的でした

このころ私は
とある会社でサラリーマンとして働いていました

ごくごく普通の夫婦二人っきりで
金銭的にも不自由なく
仲睦まじい修行(けっこん)生活を送っていました

そんなおり、
私の実家から一本の電話がありました

その内容は
お金を貸してくれ

でした

私たち夫婦にはいくばくかの貯えもあり
私の両親は自営業者です

一時的に資金ショートになったのでしょう

両親も気軽に
相談してきたのでしょう

ところが
うちの嫁さんの口から出たのは

『○○家の不幸をうちに持ち込まないでよっ!』

でした

確かにおっしゃる通りです

が、

私は体が震えるほど怒り心頭です
実際に震えていたかもしれません

なぜ
幸せな修行(けっこん)生活を送っている私が
そんなに怒るのか?

その理由は

実は数年前まで
嫁方の商売を手伝っていました

個人事業の上、零細企業
それに続く言葉は

資金難

そう
私は約二年間ほど
無給で働いていました

生活する最低限のお金?はくれていました

家賃,光熱費,食費

本当に生活するだけのお金です

家賃は直接大家さんに振込み
光熱費は振込用紙を渡し、払ってもらう

食費は・・・
現物支給

ようするに3食とも嫁両親と一緒に食べるわけです

つまり
私は、その2年近く
1円たりとも自分のお金を触ったことすらないんです

でも、
嫁さんはいくらか給料もらってましたΣ(゚д゚lll)ガーン

身内の仕事だし
協力するのは当たり前
だから頑張ってこの修行(けっこん)生活を続けましたよ

でも、
残念なことに嫁実家の商売は持ち直すことなく
廃業せざるを得なくなりました

そして、今
夫婦共働きで年収で言うと1000万超えていました

そんな時に俺実家からの電話

お金かして


『○○家の不幸をうちに持ち込まないでよっ!』

Σ(゚д゚lll)ガーン

でしょ

無賃金で働けでもないし
どこぞで借金してくれでもないし

ちょっとの間 手持ちのお金を貸して
ってだけでしょ

ぶち切れましたよ

まだ修行(けっこん)生活を初めて
数年目の出来事です

家を出ました

妻からの電話は着信拒否
会社に掛かってきた電話は取次をしてもらわず
外出している,相手先へ直行はたまた直帰

ってことにしてもらう

約一週間したころ
嫁母がいきなり会社に来てしまいまいた

小さい会社ですから
事務所の中なんか入口から丸見えです
いきなりの訪問に隠れることもできず
やむなく話し合い

俺をお前んとこの不幸に
引きずり込んだ張本人ですが
大人として話し合うこと数十分

会ってやってくれ
いやだ

の繰り返し

最後でいいんで
娘に会ってやってくれ

と土下座に近い
(土下座とは言えない中途半端な姿勢ww)
姿勢で懇願され

根負けした私は
しぶしぶ会うことに

会っても
離婚の意志はかわらない

はずでした

会ったらだめですね

泣きながら手を取られ
懇願されたら

その手を振り切れるほど
鬼ではなかったです

修行(けっこん)生活の
離婚の危機に直面した
一つの出来事でした

今では
ほろ苦い(って表現でいいのかな?)思い出です

分かれなくてよかったと今では思っています

だって
今の修行(けっこん)生活に満足しています
嫁さんに感謝してます

ありがとう

って

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