HbA1cが11.9%から6.4%へ。2回の血液検査から糖尿病について考えたこと

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血液検査の結果を見て、「糖尿病の可能性は、どのくらいあるのだろう」と考えた。

血液検査の結果を見て、「糖尿病の可能性は、どのくらいあるのだろう」と考えた。

2026年1月と6月の結果を比べると、血糖に関する数値は大きく改善していた。ただし、6月の数値だけを見て「糖尿病ではなかった」と判断することはできない。今回は、2枚の検査結果を診断基準と照らし合わせて整理してみたい。

2回の検査で、何が変わったのか

検査項目 2026年1月7日 2026年6月2日
HbA1c(NGSP) 11.9% 6.4%
血糖値(検査表の表記は「グルコース〈血清〉」) 451mg/dL 76mg/dL

日付は検査表の結果欄に印刷された日付を採用した。6月の用紙は7月7日に出力されているが、検査結果欄の日付は6月2日になっている。

HbA1cは5.5ポイント低下し、血糖値も大きく下がっている。数字からは、血糖の状態が大幅に改善したことが読み取れる。

ただし、この2枚には、使用した薬、食事や運動の変化、採血前の食事の有無は書かれていない。改善の理由を、特定の生活習慣や治療の成果だと断定することはできない。

1月の結果は「少し疑わしい」という程度ではない

糖尿病の診断では、空腹時血糖126mg/dL以上、随時血糖200mg/dL以上、HbA1c6.5%以上などが「糖尿病型」の基準になる。血糖値とHbA1cが同じ採血でともに糖尿病型なら、1回の検査でも診断できる。ただし、診断に用いる血糖値は静脈血漿での測定が原則だ。
出典:日本糖尿病学会「糖尿病診療ガイドライン2024・糖尿病診断の指針」

1月のHbA1c11.9%と血糖451mg/dLは、どちらも基準を大幅に上回っている。採血が空腹時だったかどうかにかかわらず、451mg/dLは随時血糖の基準である200mg/dLも超えている。

検査表では血糖が「血清」と表記されているため、正式な診断は測定条件や診療記録を含めて医師に確認する必要がある。それでも、この組み合わせは糖尿病を非常に強く示唆する。「将来、糖尿病になるかもしれない」という予備群の話だけで済ませられる結果ではない。

HbA1cは過去1〜2か月ほどの血糖の状態を反映する指標でもある。11.9%という値は、採血直前の食事だけで片付けられるものではなく、それ以前から高血糖が続いていたことを示唆している。
出典:糖尿病情報センター「糖尿病は早く見つけましょう」

「可能性は何%か」という個人の確率を、この2枚から算出することはできない。ただ、1月の結果については、糖尿病を強く疑い、診断と治療を確認すべき状態だった、と考えるのが妥当だ。

6月の改善は喜べる。ただし「治った」とは別の話

6月のHbA1cは6.4%で、糖尿病型の基準である6.5%を下回った。血糖76mg/dLも、検査表に記載された基準範囲内にある。

治療中の成人では、合併症予防のためにHbA1c7.0%未満を目標とするのが一般的で、6.4%はその目安を満たす。ただし、適切な目標は治療内容や低血糖の危険性などによって変わる。
出典:糖尿病情報センター「糖尿病の治療ってどんなものがあるの?」

ここで分けて考えたいのは、「糖尿病の診断」と「その時点の血糖の状態」だ。過去に糖尿病と診断される条件を満たしていた場合、その後の数値が下がっても、過去の診断が取り消されるわけではない。
出典:日本糖尿病学会「糖尿病診断の指針」

したがって、6月の結果だけで「いまは予備群に戻った」「完治した」とは言えない。薬によって良好に管理されている可能性もあるが、服薬情報がないため、そこは分からない。数値が改善したことを理由に、自己判断で薬を減らしたり中止したりせず、主治医と相談したい。

これから確認したいこと

今回の結果を踏まえ、主治医に確認したいのは次の点だ。

  • 1月の検査時点で、どのような診断になっていたか。
  • 現在の治療内容と、自分に合ったHbA1cの目標値。
  • 6月以降の血糖値とHbA1cがどう推移しているか。
  • 眼底検査や尿アルブミン検査など、合併症の確認ができているか。

今回読んだうちで新しい検査は6月のものだ。2026年10月現在の状態までは分からないため、その後に検査を受けていなければ、早めに受診して現在の数値を確認したい。1月の高値についてまだ診療を受けていない場合も、受診を先延ばしにしないことが大切だ。

2回の検査から読み取れるのは、1月には糖尿病を非常に強く示す高血糖があり、6月には大幅に改善していたということ。この改善を前向きに受け止めながら、良い状態を維持できているかを、これからの検査と診療で確かめていきたい。

※この記事は手元の検査結果と公開資料を照合した個人の記録です。正式な診断や治療方針は、主治医にご確認ください。

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